冬到来の燕岳
- kota ito
- 2018年11月25日
- 読了時間: 6分
アルプスは早いものでもう冬仕度がはじまる。夏に見た燕岳とは様子が違かった。
朝は−10度以下。寒い中、日の出を待つ。
写真を撮ろうにも手袋を外すとすぐに動かなくなる。
それでもみんなで見た
雪と朝焼けに染まる山の景色は
一生忘れないだろうな。

1.山について
燕岳は北アルプスの女王とも呼ばれる。
登山自体は中房温泉から夏山CT4時間弱で行けることもあり、アルプス入門にはお薦めの場所。

基本的には北ア三大急登と言われる路を通るが、そこまでは厳しくない。ゆっくり歩いて遠くに見える山々を見れば疲れも吹っ飛ぶそんな道です。
山小屋は日本一人気があるとも言われる燕山荘があり、そこを起点に表銀座縦走路が続く。その先に続く大天井岳、右手に迫り行く槍ヶ岳を望める。

後ろを振り向くと後立山連峰、対岸にある北アルプスの最深部の黒部も望めるなどアルプスの展望台とも言える位置に燕岳は鎮座しております。
2.行程等
○Day1&2:CT夏期4h→冬季1.5×
○メンバー:13人
○チーム登山制:3チーム
鈴木L:ゆり、やまと、あつし
疋田L:なつ、せいや、かほ
山口L:ゆき、うっちー、きみや、あやごん
3.登山記録
冬のアルプスを見て見たい。
そんな想いで臨んだ登山。

天気は寒波の影響を受け、雪と風が強いことが想定されていた。
集合は安曇野はスイス村。
夜行運転の中、各地散り散りのメンバーが朝6時に集まる。
スイス村に集まり、車分けをして登山口である中房温泉へ向かう。

中房温泉に着き、粉雪が舞うものの、雲の動きは遅く、空も澄んでいた。
天気は好天に向かってるなとメンバーみんなでにやにやしたのを覚えている。

今回はアルプスベテラン勢の疋田、グッチ、そして私の3チームに分け登ることを決めていた。メンバーの様子が確り確認できるから。
まずはチームメンバーに分かれて、準備が出来た隊より歩き始める。

登山路は積もり始めた雪の踏みしめる音を聞きながら一気に高度を上げる。
しかし、最近行った山の話やたわいもない話をすれば直ぐに第一ベンチに到着。
他の隊のメンバー楽しそうな表情を見て、嬉しかったな。
その後も、只管登る。
スイカが名物の合戦小屋に着くものの流石にスイカは売ってなかった。
残念。
みんなでピッケルで合戦ポーズ。

ここからは徐々に樹林帯を抜け、初日のゴールの燕山荘が近くになるのを感じながら登る。


唯一懸念していた風だが、5m以下とまさに登山日和だった。行動中はTシャツとハードシェルのみで登っていたくらい。
12本爪アイゼン初めてメンバーも多かったが、みんな見様見真似で頑張って歩いたな。

そして夏道は閉鎖されており、雪道(稜線尾根)を歩く道で最後の登り歩き切る。
そして、燕山荘に到着。
小屋泊10人テント泊3人に分かれる。
因みに団体割引を受けれるのは10人から。
通常朝夕宿泊は1万円の所、1人1000円割引になる。
初日の行動は以上、ここから自由行動とした。明日行く燕岳へ行くものや大天井岳へ散歩するもの、夕飯前に酒を酌み交わすなど自由に楽しんだ。
晩酌隊


燕岳隊


表銀座散歩隊



夕飯はご飯と味噌汁がおかわり自由でみんな3倍ぐらい食す。
うまい、おかわり、梅干しとって、幸せ、窓から燕が見えるなど言葉と笑顔が飛び交っていたな。



その後、テント勢も含めて談話室にて夜会を。3時間弱運び上げた多くの瓶が空になっていったな。
そして増えた瓶と反比例して、うっすい中身の会話で盛り上がったのを覚えている。


燕登山の流行語大賞を作るとするならば、
ゴリラ岩の乳首、妄想、鼓舞の3つあげられるが余りにもしょうもない会話なので割愛します。
さてそんな1日も早いことですぐに終わり、迎える。


翌朝。
目が醒めると誰もいないくらい所にいた。
まだ夢でも見てるのかな。でも寒いから起きてるか。隣を見ても畳まれた寝具しかない。
あれ寝坊したかな。
いやまだ5時30分。
俺はどこにいるんだ。まあいいかもう一度寝てみよう。

また目が醒めるも誰もいない。
あれ俺1人で来てたっけ?そんな分けないな。みんなを探す。
みんながいた。
夜中23時ごろ突然いなくなり、みんなのところにたどり着く前に寝ていたそうだ。
夢遊病怖。そんなことは置いといて。


只今のアルプスの日の出は6時24分。
みんな防寒対策を行い、外に出る。
さむっ。
恐らく−10度以下体感−20度といったところかな。写真を撮ろうにも手袋から外した生の手では10秒も持たず、動かなくなる。
フィルム越しの写真も素敵だが、直接見る雪化粧をした朝焼けの山々はどんなイルミネーションより綺麗。





雲から太陽が出た瞬間にみんなで歓声をあげたね。アルプスから日の出をみんなで見れてすごく幸せな気持ちになりました。

燕山荘の朝御飯は5時45分か6時30分開始。
6時30分よりみんなで鮭と卵焼き、野沢菜を食べて活力を付けた。
一方テントサイド。
ぐっちは騒然としていた。
朝御飯のパンが外に落ちていた。
凍ったパンを食していた。

そして8時よりテントを燕山荘前にデポし、燕岳へ向かう。


この道は13人1列に成りやっと歩けた。
後ろを向いても長い列。
こんな同年代で同じ趣味持って感動を共有できるって凄いなと振り返りつつ思った。




そしてこの時期だからこそ、
燕岳山頂は我々以外誰もいなかった。
あの狭い山頂に13人がぎゅうぎゅう詰めになった。

目の前に広がるのは絶景すぎた。

その頃、エールピースKJは立山に。
ラインがなる。
「りょーじ、燕岳見つけた!」
なんか嬉しくなりました。
山頂を後にした一行はゴリラ岩を余所目に燕山荘へ戻り、帰りのチームに分かれる。

ここで記念撮影を行い、ゆったりと降った。


この時期は雪より登山路の凍結の方が怖いなと感じました。
アイゼン不要と判断しても、日陰は凍っていました。こういう時、軽アイゼンが役立つだろうなと思いました。
下山した一行は温泉で冷えた体を温め、失ったカロリーを焼肉食べ放題を取り戻しました。
以上、
下記チームメンバーへ
4.チームメンバーへ
○疋田L
スピード狂がゆっくりとみんな見てくれてありがとう。そしてゆきと波長合いすぎ笑
夫婦漫才みたいで楽しかったわ!

○山口L
中身の会話と妄想話ウケたわ笑みんな盛り上
げてくれてありがとう。八ヶ岳で会おう!

○あつし
なんか結構な時間一緒に行動したな!初めての12本爪大変だった中、参加決めてくれてありがとう。その決断で一緒登れて楽しかった

○うっちー
ガチ雪山勢のうっちーがいたから何かあった時とか相談できるから心の頼りにしてた。ありがとう。

○せいや
とりあえず、鼓舞だな。最高鼓舞を見してくれてありがとう。

○きみや
この日のためにフル装備をよくぞ揃えた!最高の景色だったべ?波長合う気がする!今後もいろんな山を越えていこう!

○やまと
ルーキーすぎる!スペック高すぎた笑
30キロ背負って、カメラもスキルも凄いし、好きすぎるわ!今後もたくさん参加してな!

○ゆり
本当にゆりがいると楽しいし、笑っちゃうわ!年上だけど妹だと思ってるからよろしく!いつもにこにこしてるゆり最高。

○ゆき
酒飲みゆきわろた笑
相槌上手すぎる!勉強なったわ!今度は山飯どっかで食べたいな!

○かほ
一年ぶりにかほに会えた!
ずっと心待ちにしてたよ!やっぱ笑顔が眩しいなお前は!

○なつ
夏アルプスデビューと雪山アルプスデビューに連れて行けて本当よかった。
いつ見ても楽しそうにはしゃいでたな。ありがとう!

○あやごん
初参加だったね!東海から遥々来てくれて、嬉しいよ!そして今後もどんどん参加したいっていってくれた時嬉しかった!

○ブログ記入りょーじ

みんなありがとうございました!
また企画しますね♫
以上
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