花畑を求めて。五色ヶ原編‼︎
- kota ito
- 2019年7月31日
- 読了時間: 3分
雨が降りしきる。 風の正面に顔を合わせると目も開けられない。レインウェアを頭にかぶり、声は前後しか聞こえない。 2日目の下山はレインウェアに落ちる雨の音が身にしみる。 晴れたらレインウェアを脱いで、そしたら雨が降ってその繰り返し。 レインウェア脱いだら「ほらー脱がなくて正解」なんて声もあったり、でもそれが楽しいんだよね。

1.山について 北アルプスの北部に属する中部山岳地帯、その中に薬師岳や黒部五郎岳など繋がる起点となるのが室堂。 北アルプスの最奥部に繋がるこの縦走路をいつからかダイヤモンドコースと名付けられている。 その最初に通る地帯、そう今回のゴールとなるのはお花畑で有名な五色ヶ原。 山というより平原と言うべきかわかりませんが、登った山の中に突然と花畑が広がります。そんなピークハントではない景色を楽しむ山というべき山です。

2.山行計画について Day1(9時発15時着) 室堂→雄山→大汝山→浄土山→獅子岳→五色ヶ原 ※大汝山3名別行/浄土山2名別行 Day2(7時発12時着) 五色ヶ原→龍王岳→室堂 ※龍王岳2名別行 3.山行について 今回の山行は先月北八ヶ岳にゅうに登ったメンバーで塩見岳に行こうと計画していた。 そして登山日和かと思いきや、ヤツが来てしまった。 そう、台風。 悲しみにくれた7人。 しかし、時間だけはたっぷりある。どこか登れる山はないか? みんなで出した答えがそう、五色ヶ原だ。 今回福岡、東京、岐阜、富山、新潟、長野と各地よりメンバーおり、 登山口となる室堂には富山側の「立山駅」と長野側の「扇沢駅」より登山口に9時集合という形で決まった。 立山起点はケーブルカーとバスを使うが、それにしても安い。室堂まで早く行けるので多くの方が立山起点でいく。

そして長野側は扇沢駅。無事室堂に行くのも大変な3回乗り換えが待っている。 まずは黒部ダムへ。 日本で1番でかいダム。 トロリーバス降りたらひんやり。 これ多分みんな行ったらこんな寒いんかとか思うぐらい寒いです。


むかしむかし、ダム建設は急務でした。 確か戦後、関西の電力を保つには水力発電しかない。では光はどこにあるんだ?そんな時代があったそう。これが出来た当時は大阪府の半分の電力を賄うほど発電できたまさに夢のダムだったらしいです。 黒部に怪我はないと言われるほど行くことも困難なこの地で170人以上の殉職者が出た戦後最大の発電所の建設。 それがあっていまアルペンルートがあったり、生活があったりするんだなと思う道でした。 黒部ダムはまさにダム。 放水量は1時間あたり100リットルらしいです。晴れると虹がでる。

そして、黒部湖駅からは急な乗り物。乗り物名前はわかりません。


そこを越えると次はロープウェイ。 よしおわり!と思うと最後はバスがあります。このバスが工事最大の難所。 雄山の下をくぐる水量も最大地点。 そんなこんな越えた先なあるのがいまでは山岳リゾートとも言われる室堂になります。




我々は室堂につき、一か月にメンバーと顔を合わせる。 にやけますね。 そして天気が良い中、雄山へかける。 雄山は人だらけと行ったほど、人しかいなかったです。それだけいろんな人に愛されてるなと思いました。





そして、浄土山を越え、ゴールの五色ヶ原へ向かう。 その道中の景色は全くありません!


暗黒でしたね! それでもよい。 それでもよいと思える山でした! いつしかまた会うことさえもできなくてー!

叶いもしないこの天気。 わたしはまたはれをねがうー。 そんな儚いわたしの願い。

小屋についても叶わず。 怖いくらいおぼえてるの。 朝起きても。ガスだったこと。

おかしいでしょう。 天気ははれでしょう。 わかってるのに。 山の天気は。 山の天気は。

はぁーーーー。 楽しかったです。五色ヶ原。 以上
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