撤退の唐松岳 麓からナイトハイク
- ゆ〜じ
- 2018年3月23日
- 読了時間: 4分

平成30年3月18日
メンバー:よっしー(隊長)、ひっきー(テン泊の化身)、クロロ(軍曹)、kj(カメラ)
行程:深夜八方尾根駐車場集合
2:30出発→5:00八方尾根山荘着→6:00ご来光→9:00唐松山荘→唐松岳手前で撤退
今回の山行は麓から歩いて唐松岳を目指します。
ことの発端はこの男の冗談から

軍曹の冗談だった
あふれる山欲をもった男たちが集うと冗談じゃ済まされないw
深夜に八方尾根駐車場で挨拶と準備開始。
実はめずらしく緊張してた。
各グループラインのトーク内で変態、筋肉、ロープ使いなど呼ばれているあの男がいるから。
そう、瀬川隊長だ。
今回の唐松岳でどんな筋肉バスターが炸裂するのか、想像すると不安でしかない。
2時過ぎに隊長が到着。
震える足をおさえて変態・筋肉・ロープバスターが決まる前挨拶しにいく。
そして驚く、爽やかだ!!!
山を歩く人に多い優しさと爽やかさをまとってる!
今までメンバーにビビらされていたイメージが崩落しました。(心の準備OKJ)
2:30過ぎに駐車場を出発。
ほぼ新月の真っ暗なゲレンデをひたすら歩く。
それぞれ前日に西穂、乗鞍岳に登っていた疲労困憊の予定だったがめちゃくちゃ元気でよっしー&ひっきーに引っ張ってもらいながら歩く。(メンタル的にだよ)
圧雪車に遭遇。こわ

運転手「え?」といった反応。
我々的には「登山者ですが?」て感じだったが運転手の反応で考えを改めます。
不、不審者だ!!!
冷静に考えてみれば夜のゲレンデを徘徊する集団なんて不審者でしかない。
事実を知りなぜかドキドキしながら進む。
進むが辛すぎる...
ゲレンデは圧雪されているものの緩くて沈む、急すぎて滑る...
自分たちのペースなら3時間もかからないはずだけどつらい。
しかし見上げれば満天の星空、下はさっきまでいた麓が遥か遠くに見える。
頑張れそう!!!
今回の弾丸登山ではメンツ的に三脚持っていく余裕ないと思って置いてきてしまったガッデム

なんとか八方尾根山荘に着くころには約2時間半、4.2km。
少し遠回りしてしまったが予定通り。
しかし疲れた。あとで確認すると標高差1800メートルを2.5hで登ってきた。
あのトークを思い出す。


アホすぎるw
誰も標高差を気にしていない...
だってゲレンデでしょ?くらいの雰囲気...
脳天気なトーク...
不審者、いやいや登山者として許されないミス
しかし我々はアラサー(私27)もいるが20代やで!
よっしー&ひっきーは準備運動おわったくらいの顔してたたぶん。
そろそろ日の出の時間。
八方尾根山荘で登山届を提出し出発!

少しずつ明るくなり山容も明らかに
左奥に鹿島槍ヶ岳、右五竜岳

白馬三山

日の出、当たり前のことなんだけど山でみると特別なことに感じますよね。

これで目的の半分は達成!
あとはピークを目指して登るだけ。

登るだけ、前の二人速いから振り向くなw

登るだけ、置いていくなw

登るだけ、食う

登るだけ、よく見ると後ろに軍曹

登るだけ、風も強くなってくる

なんとか唐松岳に到着!
剱岳をバックに

これからアタック。
冬あるあるの稜線の爆風、しまっていこう。
遠くに日本海も見えます。

まもなく頂上というとこまで来た。長かった。
しかし先に行ったじじいが爆風にさらされ動けなくなる。

みんな思った。「やばくね?」
隊長「帰ろう...」
あと200mで山頂なのに、君はなんて厳しい決断ができる男なんだ。
遠くから来るほど山が好きなメンバーたち。
きっとおれより登頂したいにきまってる。
でも一応駄々をこねてみる「あそこまで行ってみない?」
隊長「ごめんなさい!帰りましょう...」
二度も同じこと言わせてしまった笑
仲間の安全を第一に考えられる素晴らしい隊長だ。
今となっては笑えるが、当日の下山時は挑戦できなかった悔しさと恥ずかしさで複雑な心境だった。
ひっきーの明るい話で回復する笑
隊長の雪上訓練指導もやってもらいながらおりました。
12:00八方尾根山荘着。お昼を食べて下山。
ゴンドラ・リフトを乗り継いで麓までおりるが、想像以上の急斜面にメンバー絶句。
一同:「暗かったから頑張れたね笑」
温泉に入ってブログじゃんけん。
一緒に登ったメンバー目線のブログすごく好きだから負けたくなかった涙

そういえばブログを書くのは前穂ぶり。
エールピースに入る前は穂高連峰に挑戦するなんて夢のような話で、
ドキドキしながら近くの低山を登ったりしてた。
メンバーに恵まれ、今はテント泊や雪山に挑戦する勇気をもらえて幸せ。
まだ参加していない人たちにもこんな風に思ってもらえれように自分も努力したい。
いやテント泊や雪山に行こうよって話じゃなくて
実はみんなに長野に遊びにきてほしいだけw
Comments