空木岳(一泊二日)
- ゆ〜じ
- 2018年7月8日
- 読了時間: 5分

1.空木岳について
中央アルプスの北に位置する主峰木曽駒ケ岳、中央アルプスの南最高峰が今回登る空木岳である。
何と言ってもその名前「空木」。 日本百名山著書深田久弥も、「空木、空木、何というひびきのよい優しい名前だろう。もし私が詩人であったなら空木という美しい韻を畳み入れて、この山に献じる詩を作りたいところだ」と言われるほど名前に興味が湧くそんな山。
本を読む限りだと中央アルプスの南側で百名山を選ぶ際、南駒ケ岳と空木岳で悩んだそうだが、標高と名前の美しさから最終的に選ばれたとか。
山頂から南アルプス・北アルプス・八ヶ岳、そして木曽駒ケ岳を一番綺麗に見えるんでないかと言われる展望。
そんな山をメジャー登山口池山尾根コースからでなく、千畳敷から極楽平経由で縦走してまいりました。
2.コースと難易度
⑴コース(CT)
DAY1:約7時間
菅の台〜千畳敷(60分)〜極楽平(30分)〜檜尾岳(150分)〜熊沢岳(80分)〜東川岳(90分)〜木曽殿越(25分)
※ロープウェイ利用
DAY2:約8時間
木曽殿越〜空木岳(90分)〜駒石(30分)〜マナセギ(180分)〜菅の台(180分)

⑵難易度
6月段階では残雪が数カ所あり、ノーアイゼンでの歩行技術が必須。
コース19Kmあるので一泊二日の縦走経験やアップダウンが多いため体力が求められるが、
千畳敷までロープウェイでいけるので初日はだいぶ体力は温存できると思います。
稜線上はハイマツと花崗岩がおりなす綺麗な稜線が終始続き、空木岳直下の岩場以外は危険箇所はないと思います。
3.山行
メンバー:りょーじ、KJ、ゆーじ、かず、やまち
「さて、向かいますか、空木岳」
6月15日 19時50分 やっと仕事が終わった。
まだ仕事場。
家に帰って荷詰をして福岡初21時の羽田行き。
りょーじ「間に合わねーw」
そんな夜。九州とアルプスの距離を埋めるために駆け回るそんな始まり。
どうにかこうにか羽田に着き、ゆーじとやまちが空港まで迎えに来てくれた。
残りの松本組(KJ、かず)とは菅の台バスセンターで待ち合わせ。
夜行運転開始。
どこか SAにて、最後の下界でのご飯を食べてから行こうと、、
・・・・・・・・
ゆーじ&やまち「すた丼や」
元気すぎるw
そんなこんなありながらも無事、4時頃駐車場に着き2時間の仮眠。
みんなのザックを並べる。
やっぱ泊掛けの装備はカッコ良い

7時初の千畳敷行きのバスに乗り、爆睡しながらも
一旦起こされ、8時に千畳敷に着く。

天気はどうかな、晴れてるかな
ずーと気がかりで毎日てんくらを見る生活に終止符が、
晴れた、木曽駒ブルー

みんなで始まりの記念撮影を行い、歩き始める

まずは極楽平へ。
雪は稜線上は吹っ飛んでるという情報を元に多少の雪はノーアイゼンで行こうと思っていたが
めちゃ滑ります

シャバシャバ

ここからの稜線までの登りがメンタルが折られましたw
この先どうなっているかわからない状態でノーアイゼンで突き進んで本当に良いものなのか
一旦アイゼンを取りに行くかで揉める

なかなかの急傾斜

よし、稜線まで行って判断しよう
そこで雪があるようなら諦めよう
だからここはどうにか登り切ろう
パーティーは歩き出す。
おそらく一番ここが難所だった気がします。。
ようやく稜線ポイントの極楽平に、、、

この先雪があったらどうしようと思いながら先を見る
雪はなかった

この先進むこと決めた我々はまずは空木岳を探す。
・・・
見えない、恐らくあの雲先。

やっと見えてきたw

最初のロスを無くす為ひたすら歩く。
最初のピーク檜尾岳を目指す
開始から約3時間やっとつく。

コンタクト作る時に謎の機械に覗き込むとある家みたいな避難小屋がある

KJ&ゆーじ「トイレ小屋までいってくるわ」
5分後
KJ&ゆーじ「雪で無理だった」
・・・・w
その後、熊沢岳へ
岩と友達になるような登りも

どこ歩くんだよって悩んだり

岩を愛でながら

熊沢岳に
風が強く、体温も低下しながらも2ピーク目を落とす

その後
山の天気は本当に変わりやすい
目の前ほとんど見えなくなるぐらいのガスw
アルプスの稜線を歩いてるのかわからなくなるw

急にギリギリの崖歩いたりしながらも

疲れ切っての本日最終ピーク東川岳に着く
今日空木岳を同ルートでいったパーティは残り1グループのみ。
アルプスでこんな人と会わず稜線歩きしたの初めてで静かな山行好きな方にはオススメです。

その後、木曽殿山荘で一夜を過ごす。
周りを見ても景色は全くなく、風も強い、そしてトイレは閉鎖中、水は枯れている
夜ご飯は九州のラーメン10人前w
茹で汁含め出る水分は全てみんなで飲みきり、就寝。

だって景色これよw

朝起きると本当の景色を見れました

やっぱ山の上の朝日は素敵だね

その後、荷支度を済ませ、空木岳へアタックをかける

朝からひたすらの急登。
約1時間30分登り以外なく、痩せた尾根と岩を歩く。

空木だけが影になっている
いま自分たちはどこらへんの影にいるのだろうか

第一ピークに着く
第二も第三も探すが、第一しか見つからなかったw

ひたすら歩く

こんな道です。朝から6時くらいから元気だな、冷静にw

こんな晴れるとは思わなかった

辿った稜線振り返る

登山開始してから24時間、ついに

空木岳登頂!!!!

やはり一日ではつかない、
お腹が痛くなったり、足が上がらなくなったり、ガスが来たり
寒かったり、明日晴れるかなとか考えたり
いろんなことがありました。
みんなと登れて本当楽しかった

約1時間山頂で談笑したのち下山へ

最後はKJとダブルザックで遊んだりしながら

13時0分に菅の台下山
中央アルプス一泊二日の山行。
北アルプスとは全く違う良さを感じれました。
木曽駒ケ岳と空木岳、南駒ケ岳を見ながらの縦走。
名前負けしてなかった、いろんば道と岩、景色が見れる空木岳、
是非皆さんも登って見てください。
感動しますよ
以上
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