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蝶ヶ岳・常念岳縦走(1泊2日)

  • 執筆者の写真: ゆ〜じ
    ゆ〜じ
  • 2018年4月30日
  • 読了時間: 6分

●日程:平成30年4月29-30日 ●メンバー:カズ、ぐっち、KJ、せこちゃん ●気持ちだけ参加:りょーじ ●コース:三股~蝶ヶ岳~常念岳~前常念岳~三股

GWのエールピース怒濤の山ウィーク第2弾は、三股から蝶ヶ岳常念岳の周回。 りょーじにとっては、前日の焼岳に続く山行となる。 今回のメンバーは、九州からアルプス遠征中のりょーじ、地元民KJ、東海からぐっちとせこちゃんの4人。のはずだった。詳しくはのちほど。 今回の目的地、蝶ヶ岳常念岳は眼前に雄大な穂高連峰や槍ヶ岳を臨むことができ、常念岳は日本百名山に選ばれている。 ちょうど蝶ヶ岳ヒュッテがGW前に営業を開始するため、冬期テン泊装備を持っていないせこちゃんのみ小屋に泊まることに。

●登山前のLINE せこちゃん「テン泊のみな晩飯とかどうするの?」 りょーじ「担ぎ上げる。なにくうー?」 せこちゃん「なべ♥」 りょーじ「でっかい鍋もってきてない」 KJ「ちび鍋とコッヘルしかない」 ぐっち「写真」


他全員「救世主あらわる」

しかし、、、この鍋(容量7L、重さ約1.6kg)をどうやって持って行くのか。

せこちゃん「テン泊せんけどテン泊用ザックでいくわ」 他全員「救世主あらわる」

てなわけで、せこちゃんがこのどでかい鍋を山頂まで運ぶことに。 そして他のみんなで食材を分担して運ぶことになった。

●登山前日 エールピースには、北アルプスを攻めるにはうってつけの拠点がある。 そう、言わずと知れた「松本ベース」だ。 この日、松本ベースには蝶常念組の他に、焼岳から下山してきたひっきとアヤカも集合。 そして始まる大宴会。登山前日に酒を酌み交わしながら山愛を語る最高の時間。30歳を手前に気分は大学生。


大雪渓を手にハイテンションの松本ベースの主(下戸)。


と、ここで衝撃の事実が明らかに。 りょーじ「今日足やっちまったわ」 数週間前の登山で左足を痛めていたりょーじが、右足も痛めてしまったらしい。 残念無念、りょーじは今回の登山を断念することなった。

と、ここで新たな来客が。やってきたのは長野民カズ。 そうか、今日焼岳を登ってきたメンバーの慰労と明日から蝶ヶ岳常念岳を登るメンバーを見送りに来てくれたのか。なんという優男か。 ん?いや?ちゃっかり登山装備を持ってきている。そう、カズも蝶ヶ岳常念岳を登るために駆けつけたのであった。 ということで、蝶ヶ岳常念岳はKJ、ぐっち、せこちゃん、カズの4人で登ることになった。 そしてここ松本ベースには、エールピースメンバー7人が集結した。


●登山1日目 5時起床。ここでメンバー全員に禁断の症状が。そう、二日酔いである。諸悪の根源はおそらく大雪渓。 全員が頭に痛みを抱えながら、近くのスーパーで本日の夕食、明日の朝食を買い出し。 本日の夕食はキムチ鍋、明日の朝食はピザトースト、それだけでも楽しみだ♪

さて、買い出しを済ませた後は三股登山口へ。現在、三股登山口へ向かう道が崩落のため、本来の駐車場まで行くことができません。

森の広場駐車場に車を停め、登山スタート!


駐車場すぐに登山届提出ボックスがあります。登山届はしっかり提出しましょう(^^)


重装備で挑む男たち。一番重いのはおそらくKJ(左後ろ)。料理のためにガソリンバーナーを持ってきてくれました。


駐車場から歩き始めて30分ほどで、蝶ヶ岳と常念岳の分岐に到着。ここを蝶ヶ岳方面に向かいます。


そして20分ほど歩くと、有名スポットに到着!Godzirra!!


さらに1時間ほど歩くと、登山道が雪道に変わる。

一部斜面をトラバースする場面も。慎重に歩けば問題なし。


そしてしばらくして始まる急登。重装備を持っての急登はこの上なくきつい。


急登を登り切ったと思ったら、まだ登りがあってうなだれる男たち。


さてさて、ほとんど登り切ってこれからテン場を目指そうという矢先、安心したのか、ぐっちが太ももまでずぼっ。


本人はドヤ顔をしているが、この後抜け出すのに一苦労。一緒に登っていた方にピッケルで雪を掘ってもらい何とか脱出。

そして登山開始から5時間、稜線に出る。目の前には穂高連峰どーん!!




KJ(左)&カズ(右)Team長野


ぐっち(左)&せこちゃん(右)Team東海


あっ、りょーじだ!!

さあ、時間も17時前。ごはんにしましょう。



夕陽に染まる穂高連峰を前に夕食。贅沢すぎる時間。




自作の雪だるまの写真を撮るKJ。笑顔素敵かよ。 満足できる写真は撮れたかな?

これにて1日目は終了。おやすみなさい☆



●登山2日目 4時半起床。本日の日の出は5時前。


皆で日の出を見た後は朝食。ピザトースト美味(^^)


さて、朝食も済んだことだし、出発準備にとりかかる。 と、ここでKJが片付けに手間取り、なかなかテントから出てこない。業を煮やしたカズ、KJテントを襲撃。


すると、この襲撃にびびったKJ、お腹を痛めるというエマージェンシー。

本人の「先に歩いてて」という申し出により、3人でゆっくり先を目指し、蝶槍くらいで落ち合おうということに。

カズ、ぐっち、せこちゃんの3人が蝶槍について少しすると、後ろから猛烈な勢いで歩いてくる人物が。KJだ! 誰よりも重い荷物を持っているKJがかっ飛ばしてきた。相当疲れた模様。


この蝶ヶ岳から常念岳への縦走路、危険箇所はないもののアップダウンが半端ない。 皆「こんなきついルートだとは思わなかった」と口を揃える。そして「誰だこんな山行を計画したヤツは!」と責任転嫁。 しかし計画した本人は足を痛めてここにはいない。そんな主にブツブツ文句を言いながら歩を進める。 いくつかのアップダウンを繰り返し、ようやく常念岳を眼前に捉える。格好良い!


左手には穂高と槍の絶景。登り返しがきついものの、とても贅沢な縦走路だ。


そして蝶ヶ岳をスタートしてから約3時間半、前日に登山口を出発してから約8時間半、ようやく常念岳に登頂!

りょーじ、無事縦走したぞ!


ここで各自ランチタイム。山頂で1時間ほどのんびり休憩。冠雪した北アルプスを見渡すことができて絶景だ。


そして常念岳から前常念岳へのルートは、雪庇あり、雪面トラバースあり(夏道で回避可能)で2日間で最も気を使う。


と、ここで癒し系代表のアイツが。


危ない登山道にびびりつつ、雷鳥にも癒され、前常念岳に到着。

前常念岳を過ぎてからは、急な岩場を下る。


そして岩場の下りを終えると樹林帯に突入。ここからはとても単調な山歩き。

2日間ともにしているザックの重みが肩にのしかかる。 あまりに面白みがない長い下りと蓄積した疲労で、ここからいい歳こいた男たちでしりとりをスタート。 しりとりの内容はというと、、、放送禁止用語が含まれるのでここでは自粛する。

くだらない話をしていると時間がたつのも早く、気がつけばGOAL!!

前日に登山口を出発して31時間、男たちの山旅が終わりました。


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​2017.08 alps mountain climber@yamap

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