❷裏銀座+大キレット(4泊5日)
- ゆ〜じ
- 2018年8月12日
- 読了時間: 4分
2018年8月12日。 この日はひたすらひたすら歩いた。 景色も悪く、山頂からの景色は望めない。でもそんなことどうでもよかった。 歩いた軌跡と踏んだピーク、思い出さえ残れば。

◻︎計画 ❶Day1 烏帽子岳 ❷Day2 野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳★ ❸Day3 黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳 ❹Day4 槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳 ❺Day5 大キレット、北穂高岳、上高地 total70㌔累積標高上り下り12000m

◻︎Day2 野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳 本日は烏帽子岳テント場から鷲羽岳麓の三俣山荘まで縦走。起床は3時30分頃。 まだ薄暗い中、棒ラーメンを食べた。 そして本日より裏銀座の縦走が始まる。 裏銀座って言っても単純にいく定義のコースプラスαの水晶、黒部五郎岳や三俣蓮華、槍4峰、キレットを通る鬼プラン。 先行き不安なまま歩いたのを覚えてる。 早朝5時頃、朝日を横目に縦走開始。

今日は良い天気になりそうだなと笑ってたら10分もせず目の前はガスに覆われる。。 アルプスにいるのかわからないレベル。

至近距離はかすかに見えるのが幸いだが、山の上は凄そうと話す。 ここで今回の山行でよく話になった2900m付近に雲がかかって山容が全く見えないことを「2900m病」と名付けひたすら連呼したのを覚えてる。

2900m病の中、一つ目のピーク野口五郎岳へ目指す。

この時は曇りってだけでも幸せってこと気づいてなかった。3日目を歩くまでは。

ひたすら長い稜線を黙々と歩くと稜線上に小屋が。 勿論裏銀座、ここもしっかりペプシが置いてあった。 鈴木さんは行動食を持ち歩かないスタイルなので山小屋のコーラがカロリー源。

青い小屋ってそういえば珍しい。

野口五郎岳山頂では犬夜叉のみろく?ばりに風穴ポーズをして来ました。

そして深いため息をつき、水晶岳への稜線を眺めるー。 うん、とおい

その後、乗越まで先ずは歩くが、ここでkjがプチ情報を。 朝食のカロリーは約2時間くらいで燃え尽きる。その後、シャリバテが体を蝕み、ペースが衰える。

コーラ片手に鈴木さんは震えてこの話を聞いた。行動食がない。 乗越からまずは水晶小屋へ! 急に赤土が目立つ。そして、kjの言った通り、お腹がぐるぐるなりだす。

水晶小屋まではひたすら登りが続く。 歩いて歩いて歩き通す。テント泊装で景色の見えない中、モチベーションを失いつつも登る。 そして、お腹ぐー。 kjはスポーツ羊羹なるものを食す。 そんな中、新たなるプチ情報が! 水晶小屋には名物力汁なるものがある。 裏銀座縦走者のオアシス的フーズ。 しかし、まずは曇天の水晶岳へ小屋に荷物を置きアタックを。 曇天の水晶岳へ

山頂で2枚だけ写真撮り、地図上もう一つあるピークへ、滞在1分

なかなか見つからず、諦めかけた時。 何も書いてない山頂標識を発見。 何やったんや、カロリーが。

そして、やっとですよ。 味噌汁に鳥やネギ、そしてお餅が二個入ったソウルフード、力汁。 山小屋にお餅追加できないか聞いたが即断られました。

そして、テーブルには水晶小屋スタンプを発見。とりあえず顔にスタンプを押し、道中山ですれ違う山人に好奇の目で見られました。

その後、曇天裏銀座縦走を再び開始。

奥に見えるが鷲羽岳。 ワリモ岳まで登り返しまでは雲の平が見えたり、ゆったり散策できます。 我々は早く、山小屋の飯を求め、高速で歩いたのを覚えてる。

ワリモ岳への登り返しへ。 もう嫌です。


会話もほとんどなく、何がワリモなんだよと愚痴をこぼしながらワリモ岳通過。


本日の最終ピーク。 鷲羽岳。。ひたすら強そうに見えました。笑

ここを登ったら終わりでお昼ご飯を食べれる。それだけをモチベーションにひたすらあるく。 空からはポツリポツリと雨が。テントを設営するまで本降りは勘弁だと話しながら一歩一歩あるいたね。 そして最終ピーク鷲羽岳20180812登頂 ここも5分も滞在せず、進む。

三俣山荘へ行く中、あそこらへん槍かな?そういえば槍みてねーなと話してたらふと槍が。4日目まで槍をみたのはこの一瞬のみでした。

数々のピークを乗り越え、後ろを振り返る。 鷲羽岳が綺麗に見えた。 そして雨も一旦止まり、あと一踏ん張り。

山荘へ着くとkjはジビエ丼、鈴木さんはカレーライスとボロネーゼを食す。 アルプスいったら是非山小屋の飯を食べて欲しい。こんな美味い食べ物はない。

その後、夜は大雨と強風、そして雷がテント場を襲う。雨の音は凄まじく、外に出ることはできない。 kjの近くのテントはペグ打ちが甘く、テントごと吹っ飛び、その人は山小屋に駆け込んだらしい。

明日晴れることを祈りつつ、アルファ米を苦しみつつも食べ、酒を飲んで寝た。
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