鳳凰三山ならぬ鳳凰2.5山
- ゆ〜じ
- 2018年4月4日
- 読了時間: 4分
●日程 18.03.31 6:10 ~ 04.01 11:40
●メンバー なみさん あやか だいしさん ひっき
●コース 夜叉神からのピストン
●天気 快晴
南アルプスの冬山のなかでも初心者向けの鳳凰三山へ
直前にルートを確認した結果、
どうやら冬季は青木鉱泉までの道がないようで、
夜叉神登山口からのみアクセスが可能とのこと、、、
地図を確認して愕然とする。
鳳凰三山の夜叉神からのピストンのコースタイムは約16時間。。。
そして薬師岳の冬季小屋まででも約7時間の行程
全然初心者向けじゃない、、、
ちょっと舐めてた。笑
ただYAMAPで一日目で地蔵岳まで行って薬師岳冬季小屋に一泊している人を発見
[ よし、その人を目標にがんばろう! ]
と、気が付いたら一日目の行程時間の計画が、5時間半→7時間→11時間と膨れ上がる。笑
不安はない。むしろわくわくが止まらない。
今回の登山は山だけでなく別の要素でも心がうきうきしていた。
雪の女王 あやかとの初対面である。
阿弥陀岳を登る最強山女。きっと気の強い女性に違いない。
と思っていたが、想像の人物は会ってすぐに崩れ落ちる。
前日までのLINEで一日目の晩御飯をチャーハンにすることに決定。
4人なので冷凍チャーハン3つもあれば足りるということで、なみさんに買い出しをお願いしていたのだが、あやかもなぜかチャーハンを3袋買ってきてた。笑
[ どうやらテント泊はものすごいエネルギーを使うから、1人3袋食べれるレベルで疲れると思っていたとのこと。 ]
この人、、、もしや、、、と思いながらも落ち着かせる。
そんなこんなであいさつを済ませていざ登山を開始。
約50分夜叉神峠小屋に到着。
雪化粧した目の前の白根三山に感動する。

その後も南御室小屋、薬師小屋まで足を進める。

この時点で12時。先客はなし。
7名でいっぱいとの情報だったが4名の時点で若干きつい印象
ただ断熱材が床と天井に敷き詰められててものすごい暖かさ
暖かさと居住性の良さから甘えが出そうになるのを抑えて12:50に小屋を発つ。


薬師、観音と鳳凰2山までは順調に進むが、観音岳から先の道、あきらかにトレースが少ない。
先行者もいろんな道を試したみたいで、いきなりトレースがなくなることもしばしば。
なにより経験がないほどのベタ雪でアイゼンに雪がまとわりついて一歩一歩が重い、、
結果14:50 赤抜沢ノ頭の直前でタイムアップということで撤退を決定。
とりあえずおなかすいたということでクリームパン4個入りをみんなで分ける。
撤退を決定した直後とは思えないほど平和な時間がそこには流れてました。


帰路の最中。

だいしさんの新しいウェアがスピードスケート選手みたいで笑える
16時頃に小屋に帰着。
飲み水づくりをしたりとちょっとした雪山ライフを満喫して
晩御飯はなみさんが持ってきてくれたチャーハンとお酒

山で飲むお酒はなんておいしいのだろう、、、
ちなみにお酒が我慢できなさ過ぎて、
水づくりをしている間に持ってきたワインを飲みほしたのは内緒。笑
ご飯が終わった後は夕日!

白根三山に沈む夕日は雲海と相まって、本当にきれいできれいで

みんなでシルエット写真も!
どこかで見たことある構図!
はて?彼らも山にいたのだろうか?
マッサージの後はお酒を飲みながらトランプ大会
同じ小屋に泊まるワイルドおすぎさん(缶ビール10本持って爆速登山家)も交えて大富豪大会!
結論、あやかと自分以外が強い
そしてあやかが毎回なみさんの番を無視して
我先にとカードを出すさまを見て、
[ あ、この人やっぱおバカちゃんなんだな ]
と朝思っていたことが確信に変わる。笑
その後は全員が花粉症と乾燥に悩まされながら就寝。
翌朝の日の出も最高だった
雲海から太陽が顔を出して、白根三山は赤く染まっていた


その後は朝ごはん!
あやかが持ってきたチャーハン第二弾!

あらびきステーキ!

朝からさすがに重すぎた、、、胃もたれ、、、
荷物を片して、ノートに感想を書いて
みんなで記念撮影!


約10kmの下山も歌を歌えばあっという間!
というわけでもなくやっぱり長い。笑
12時前には下山完了
温泉後には牛乳で乾杯!!
これにて総移動距離23km、累計標高差2400mの山行も終わり
今回の山行で学んだのは、
冬山でも樹林帯で花粉がたくさん服についているので
小屋に入る前に払い落としましょうということ!
みんなも気を付けてね。笑
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